リンの病気が判明して、苦しい思いをしている私達はローレン・マッコールさんへアニマルコミュニケーションを
お願いしてみることに。
その内容には本当に驚かされることとなりました。
ローレンからの返信内容
要約しようかとも考えましたが、できるだけ原文のまま載せた方がニュアンスが伝わると思い、ほぼ原文で掲載します。
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Dear 〇〇 family, I am so sorry to hear about Rin’s illness. This must be very hard for you, thank you for inviting me to talk to Rin. I do hope that this conversation is helpful for you, I think that it will be. I wish your family, and most especially Rin, all the best.
– Lauren
○○ご家族様、リンくんの病気について、心が痛みます。ご家族にとってとてもお辛いことと思います。リンくんとお話しさせて頂きありがとうございました。この会話がご家族様にとってお役に立てればと願っておりますし、そうであると信じております。ご家族様、そして特にリンくんの最善をお祈りしております。
-ローレン
Explanation of how conversations work(会話の流れ):
I introduced myself roughly as follows: “My name is Lauren. Your mother/friend/(your name) loves you very much and wants you to be as happy and as healthy as possible. She wants to talk to you and has asked me to help her do that. Is it OK if we talk?” Then the animal says something like ‘yes,’ ‘OK,’ ‘of course,’ and so on.
自己紹介をします:
「私の名前はローレン。あなたのママ/友達/(あなたの名前)があなたのことが大好きで、できる限りあなたに健康で幸せでいてほしいと思っているの。だからあなたとお話ししたくて私に頼んでくれたの。お話しさせてもらえるかな?」
すると動物は「うん」とか「OK」とか「もちろん」といったような回答をしてきます。
After that, I ask your questions in the first person as if it’s you talking. So I say “Are you Happy?” Rather than say “Your mother wants me to ask you if you are happy?” If I speak in the first person, it makes it more of a natural conversation. The animal knows I am not you, but I have already explained in the Introduction that I am helping you. Your animal friend is always replying to you, not to Lauren. They understand that I am acting like an interpreter for you!
それからは、私があなたになりかわって自分で話しているかのように一人称で話していきます。「あなたのママが、あなたが幸せかどうか私に聞いて欲しいって言っているの」と聞くよりは、「幸せ?」と聞く方が自然な会話だからです。動物は、私があなたの通訳のような存在としてふるまっているということがわかっています。
Lauren: Rin, your right leg is infected by the virulent cancer. As you hate the vet, and we don’t want force you to experience lonely and hard time, so we want to let you complete your given life with pain control, not cutting your leg nor giving the radiation therapy. Can you tell us what YOU think?
ローレン:リン、君の右足は悪性の癌に侵されているんだ。病院が嫌いな君に、孤独でつらい思いはさせたくない私達は、足を切断したり、放射線照射することなく、痛みのコントロールで君の余命を全うさせたいと考えているんだけど、君はどう思っているの?
Rin: I knew that something was very badly wrong. I could see you and Mama crying inside and out (Note: He means visible tears on the outside, and internal emotional pain). I feel how unhappy you are. I know this is quite hard at my age, but life is strange like that. On earth we measure life in years, but when the body is gone, there are no years, only experiences and memories to savor and enjoy. So, I am choosing to view this short life experience as brief in years, but very long in living, in wonderful experiences.
リン:何かものすごく悪いことが起こっているっていうのはわかってた。パパやママが、心の中でも外でも泣いているのがわかるし。(注:リンくんは、目に見えて表れている涙と、内面の感情的な痛みをさしています。)パパやママがすごく不幸なんだって感じる。確かにぼくの年齢でこれっていうのは辛いことだよ。でも命って、そういうおかしなものなんだ。地球では一生を年数で測るけど、肉体がなくなると、年月って無いんだよね。経験と思い出を、味わい楽しむだけ。だから、年月で数えると短い一生だけど、素晴らしい経験という意味では長く生きたって思うことにしてるんだ。
L: That’s so beautiful, thank you for sharing your perspective, it helps. What do you think about choosing not to treat your disease?
ローレン:素晴らしいね。リンの考え方を教えてくれてありがとう。とても助かるよ。癌をなんとかしようとはしない、っていうことについてはどう思う?
R: I feel good about that and I’m grateful that is what we are going to do. It’s not just the removal of my leg, I assume I would recover from that. It’s all the other treatments, and stress. And how much more time would give me if we did all of the treatments?
リン:よかったって思うし、そうしていくっていうことに感謝してる。足を切断するっていうだけじゃなくて、良くなるんだろうけど、問題は他の全ての治療と、ストレス。それにそれを全部やったからって、あとどれくらいの時間が残されるのかっていうこと。
L: No one knows for sure.
ローレン:それはだれにもわからないね。
R: Yes, that’s the thing. All that for just a bit more time. I agree with your decision.
リン:そう。そういうことなんだよ。ほんの少しの時間のために、そういう全てのことをするなんて。家族の決定に賛成だよ。
L: It was a hard one to make, which is why we wanted to talk to you about it.
ローレン:そう決めるのはつらいことだったけどね。だからリンとお話ししたかったんだ。
R: Thank you for respecting me so much. I believe we are all in agreement.
ローレン:ぼくのことそんなに尊重してくれてありがとう。ぼくたち、みんな同じ意見だって信じてる。
L: Do you have any idea how long you will be with us?
ローレン:君はあとどのくらい一緒にいてくれるの?
R: It is hard for me to say. I cannot predict how fast the disease will move. And I hope that you will end my life so that I do not suffer. (Note: Rin sent me the feeling that he might be alive five or so months.)
リン:難しいな。病気の進行がどれくらいの速さで進むのかっていうのを予測できないから。それから、ぼくが苦しまないように、パパたちに命を終わらせてもらいたいって思ってる。(注:リンは、あと5か月くらいという感覚を送ってきました)
L: Thank you, we understand that you don’t know for sure.
ローレン:ありがとう。はっきりわからないっていうのは理解できるよ。
R: That’s right. And as I say, I want you to help me leave. I do not want to just lie on the bed in pain or be so drugged that I cannot move. If I am not able to engage with the family, participate in any way, I want to go.
リン:そうなんだ。あと、言ったように、ぼくが旅立つのを手伝ってほしい。痛みを抱えたままベッドに横たわっているだけとか、動けないくらい薬漬けになるのは嫌なんだ。どういう形であれ、家族と一緒にいられなくなったら、家族っていうのに参加できなくなったら、旅立ちたい。
L: Thank you for telling us. Have you connected with me (or us) in the past lives?
ローレン:教えてくれてありがとう。君は私(あるいは私達)と過去でもつながっていたことがあるの?
R: I have been with Papa before. I was also a dog, and we were both learning about the depth of the human – animal bond. How deeply can a dog love a person, and a person love a dog. Last time it took a very long time for us to become close. I think in this lifetime we want to explore this further. Sharing love and giving more of oneself.
リン:パパとは一緒だったことがある。ぼくはやっぱり犬で、二人とも、人間と動物の絆の深さについて学んでいたんだ。犬がどれだけ深く人間を愛せるのか、人間が犬を愛せるのか。前回は、親しくなるのにすごく長い時間がかかったんだ。今回の人生ではこれをもっと探ってみようっていうことだと思う。愛を分かち合い、より自分自身を与える。
L: Do you feel that this was your purpose in being here? Do you feel that you have completed that purpose?
ローレン:それが今回こっちに来た目的だったと思う?その目的は果たしたと感じる?
R: I think so. I feel so good about the connection I have with all of you. The trust that we have. I truly feel that even if I lived for another 10 years, we would not build a better relationship than we already have. Look at all that we have built in these five years. It’s wonderful.
リン:そう思う。家族のみんなとの繋がりについてすごく良い感じを抱いてるんだ。ぼくたちが持ってる信頼。本当に、もしぼくがあと10年生きたとしても、今ぼくたちにある関係をこれ以上良くすることなんてできないと思う。5年間でぼくたちが築いたものを見てよ。素晴らしいよね。
L: Yes, it is. And I am happy you feel this way, that your life is somehow complete.
ローレン:たしかにそうだね。それに、リンが、一生がどのような形であれ完璧だって感じていてくれていてよかった。
R: It would be awful for anyone to die and not feel that way.
リン:そう感じられずに死ぬのはだれにとっても最悪だよね。
L: Is there anything you want us to do for you? Anything you want to do?
Where is the place you want to go again before you cross the rainbow bridge?
ローレン:他に私達にしてほしいこと、リンがしたいことはある?虹の橋を渡る前に、もう一度行っておきたい場所はどこ?
R: My one big request I already made, about not just letting me slowly, slowly, painfully, fadeaway. On the other hand, I like the idea of going to water. I want the smell of water, and the feel of it. A lake may be. Ocean would be okay too. But no need to be gone for days and days. A short trip is fine. Now the important thing is being together, the “where” is not as important.
リン:一番大事なお願いは、さっきも言ったように、ぼくがゆっくりゆっくり痛みにさいなまれながらフェードアウトさせるようなことはしないで、っていうこと。それとは別に、水場に行くのは良いなぁ。ぼくは水のにおいが好きだし、みずの感じも好き。湖かな。海でもいいけど。でも何日も何日も行かなきゃいけないわけじゃなくて、ちょっとした小旅行でいいんだ。大事なのは一緒にいることであって、「どこ」はそんなに重要じゃない。
L: Any special foods you would like?
ローレン:特に食べたいものは?
R: Nothing special, my usual favorites.
リン:特にないな。いつも好きなやつ。
L: What is your favorite memory since you became a part of our family?
ローレン:うちの子になって、一番の思い出は何?
R: I like our trips together. We are all walking, exploring. The kids laughing, me running and sniffing. Sniffing is a huge pleasure for a dog. It’s a big part of being on earth. But I cannot pick one memory, could you in your life? How do you choose? It is more important to have a happy life, even if it’s just at home. What you do doesn’t matter as much. Love, family, that is at the heart of all good memories.
リン:一緒に出掛けるのが好き。みんなで歩いて、探検して。子供たちは笑っていて、ぼくは走ったりにおいを嗅ぎまわったり。においを嗅ぐのは犬にとってものすごい楽しみの1つなんだ。地球にいる醍醐味でもある。でも、これといったひとつの思い出は選べないな。パパたちはできる?どうやって選ぶの?幸せな人生を送ることのほうが大切だよね。たとえずっとお家にいたとしたってさ。何をするかはあんまり問題じゃないんだ。愛、家族、これが全ての良い思い出の核心だよ。
L: It’s true. It is the foundation of it all.
ローレン:確かにそうだね。全ての基本だね。
R: Yes!
リン:そう!
L: In the future, once you pass the rainbow bridge, how can we feel you?
ローレン:これから先、君が虹の橋を渡ってから、どうすれば君を感じることができるの?
R: Oh. I have to think about this. This is not an easy one to plan ahead. I haven’t been thinking about after my death. Right now, I’m focused on enjoying being alive. I suppose the most logical is for me to help you feel me somewhere within the house. The living room. Maybe I will lay on the sofa in the evening! I like that idea. I can do anything and go anywhere I want when I am dead! I will try to help you feel me.
リン:あぁ、それについては考えないといけないな。これって前もって計画するのが難しいことだから。死んだ後のことはまだ考えていないんだ。今は、生きていることを楽しむことに専念してるの。一番理にかなっているのは、家の中のどこかでパパたちがぼくを感じるのをお手伝いすることかな。リビング。夕方にはソファーで寝そべっているかもよ!これ、いいね。死んだら好きな時に何でもできるし、どこでも行ける! パパたちがぼくを感じられるようにお手伝いするね。
L: Thank you, we do love you so much. Is there anything else that you want to tell us?
ローレン:ありがとう。家族みんな、リンのことが本当に大好きだよ。他に何か家族に言っておきたいことはある?
R: Not right now. Well, maybe one thing. I want to focus on the joy of our relationship, not the sadness to come. Okay?
リン:今は無いよ。そうだな、一つだけ。家族の関係の喜びにフォーカスしたいんだ。やがて来る悲しみじゃなくて。いい?
L: Okay! That’s perfect. We will be happy for each and every day that we are with you.
ローレン:オーケー!完璧だね。リンと一緒の毎日、一日一日を幸せに過ごすよ。
R: That’s all I want. I love you all and I want to say thank you. Goodbye.
リン:望むのはそれだけ。みんなのこと大好き。それに、ありがとうって伝えたい。じゃあね。
L: Goodbye.
ローレン:じゃあね。
リン、おまえポチだったのか!?
参りました。
もう涙で、読むのが大変でした。
一番びっくりしたのは、私とは以前、一緒だったことがあるというくだり。
実は家族の中で、私だけが以前、ワンコと暮らした経験があったのでした。このことはローレンさんへは伝えていません
でしたので、彼女が知るはずは無いのです。
私がまだ幼稚園児だった頃、家でポチと名付けた雑種犬を飼い始めたのです。当時のことですから、今と違って外犬です。
私は幼い頃はポチを可愛がっていましたが、ものごころがつく頃になると、もうワンコのことはほったらかし。
一緒に散歩もしませんでした。今では考えられませんが、その頃は夜になると鎖を解いてやって、ポチは勝手に庭を飛び
出して行き、一人で散歩をして1時間後くらいに家へ戻ってくるという習慣でした。
中学、高校と進むにつれ、友人、仲間達との交遊にかまけて、ワンコの存在など全く頭に無い日々、生活に。
そんな日々を過ごしていたある冬の日の朝、高校へ通学しようと玄関を出て、犬小屋の前を通りかかった時、ふとポチの
ことが気になって傍に行ってみたのでした。
ワンコと交流することが無くなって久しく、久々に見たポチはもう13歳くらいになっていて、老衰なのか、歩き方も
よろよろとしていて、体毛にもつやが無くなっていました。
私に気づいて、犬小屋からよろよろと出てきたポチ。
私は本当に久々に、ポチの体を撫でてやり、
「お前も年をとったなあ。今度、生まれてくるときは人間になって生まれて来いよ。」
と声を掛けてやりました。
ポチは座った私の脚の間に頭部を入れて、弱弱しく尻尾を振っていたように記憶しています。
そして、その日の夕方に学校から帰った私は母から、ポチが今日亡くなったこと、もう保健所に引き取られたことを
知らされたのでした。
今日の朝の出来事は虫の知らせというやつだったのかな?でも、最後の別れが出来て良かったなと思ったことを覚えて
います。
リン、お前、ポチだったのか?本当に?
そして旅立ちの日が
9月に入り、家族4人と一頭で最後の旅行に行けました。1泊だったけれど、リンが好きだった海の近くに。
泳がせることもできました。陸上にいるより楽みたいで、本当に嬉しそうでした。カモメも祝福?
10月になり、かろうじてびっこで2~3歩歩き、一人で用は足せていたものの、それだけで息切れし、苦しそう。
腫瘍は足が3倍に腫れる程大きくなり、腫瘍が皮膚を破って脚に穴が開き、そこから体液が漏れ出して、マナーおむつと
ペットシーツを包帯代わりに脚に巻いて、もう横になっていることしか出来ません。
痛みのせいか、夜は1時間おきに起きてしまい過呼吸のような状態となり、これを繰り返して眠れません。
そんなリンを見ていて、もうこれ以上の引き留めは止めよう、本当につらいけれど向こうへ行かせてあげようと決心し
ました。彼が何度も繰り返していた望みなのだから。
旅立ちと決めた日の前日、リンはいつもより元気で、天気雨模様なのにベランダに出て、しばらくの間、冷たい風と雨粒
を体に受けていました。今、この世に生きていることの証を一生懸命感じようとしているようでした。
そして、旅立ちの日、その時が来て、主治医が致死量の麻酔薬を体に入れるその瞬間、リンは周りを囲んだ私達家族4人の
顔を、一度確かめるようにぐるっと見回して、それから静かに旅立っていきました。
私には横たわるリンの目に宿っていた光がスッーと消えていくのが分かりました。
ああ、今、お空へ登っていったんだねリン。もう、苦しむことは無いんだね。
これまでのこと、ありがとうねリン。また会おうな、絶対に。
涙にくれながら私は心の中でそう繰り返していました。
リンへ
リン、今でも、思い出してしまうと涙がにじむけど、君との日々は本当に素晴らしい毎日だったよ。
今世では思う存分走れなかった分、向こうで元気に走り回っていますか?
それとも、もう、何処かに生まれ変わって地上に戻ってきているのかな?
それなら、今度は何処で、いつ頃、会えるのかな?
君がお空へ旅立ってから子供達二人は独立して家を出て、今、うちには君の妹分のヴェルがいるんだよ。
いつかヴェルと一緒に遊べたら最高!なんだけど。
逝ってしまう前に君をモデルにして描いた君の肖像画は玄関正面の壁に飾ってあるよ。
ヴェルと散歩に出かけるとき、戻った時にはいつも君が見守ってくれているよね。
これからも宜しくね。
また会える日を心から楽しみにしているよ、麟太郎。
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